【胡蝶蘭の増やし方】株分けの2つの方法についてや、株分け後の注意点について紹介。

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胡蝶蘭は株分けによって増やすことができます。

 

ですが、株分けをするためには、胡蝶蘭の状態をよく見極める必要があります。

 

株分けした後は、植え替えや水やりに気を配って育ててあげることで、胡蝶蘭を元気に増やすことができますよ!

 

今回は胡蝶蘭の増やし方について紹介します。

 
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目次

胡蝶蘭の株分けができる状態とは

胡蝶蘭のアップ

胡蝶蘭を株分けするためには、胡蝶蘭に子株ができている状態と高芽が出ている状態が狙い目です。

子株が出来ている

胡蝶蘭の親株の横にもう一つ小さい株ができていたら、それが子株とよばれるものです。

 

その子株を株分けすることで、胡蝶蘭を増やすことができます。

 

胡蝶蘭にとってよい環境を保てていると、子株ができやすいようです。

高芽が出ている

子株以外だと、胡蝶蘭に高芽というものが生えている場合にも胡蝶蘭を増やすことができます。

 

本来胡蝶蘭の花が咲くはずの伸びた茎に、根と葉っぱが生えてきた場合には、それが高芽です。

 

適切な温度などの環境条件によって発生しますが、具体的なその条件はわかっていません。

 

胡蝶蘭が成長を止めたときや傷ついて弱っているときにもできやすいようで、親株が死んでしまう前に子株で命をつなげようとするともいわれています。

 

胡蝶蘭から高芽が生えてくる仕組みはまだはっきりと解明されていませんが、もし偶然茎から根や葉が生えていた場合は株分けを行うチャンスです。

胡蝶蘭の株分けの方法

植物への水やり

次は具体的な株分けの方法を解説します。

子株から株分けで増やす

まずは、胡蝶蘭を子株から株分けによって増やす方法です。

 

最初に、胡蝶蘭を鉢から親株ごと抜いて、根についた植え込み材やついている苔を、株が傷つかないようにやさしくピンセットなどを使って取り除いてください。

 

もし根っこに黒くなってしまっているものがあれば腐っているので、消毒した清潔なハサミを用いて切り取りましょう。

 

次に、親株と子株を切り離す作業をします。

 

力を入れて握りしめたり健康な根を折ったりしないように気を付けましょう。

 

あとは、子株と親株両方の根っこに水苔を絡めてから、鉢に植えてください。

 

子株を植える鉢は、それまで使用していた鉢よりも一回り小さめのものを使うようにしましょう。

 

あとは通常通りのお世話で大丈夫ですが、親株・子株共に根が新たな土に慣れるまでの1週間から10日ほどは水やりを控えてください。

 

株分けをする時期や株自体の健康状態も大切で、花が咲き終わった春から夏あたりに葉っぱが2、3枚出ているような状態で株分けを行うことが理想です。

高芽から株分けで増やす

次に、胡蝶蘭の高芽を使った株分けで増やす方法について解説します。

 

まず、茎に生えた高芽ですが、根が大体5センチ、葉っぱが2、3枚になるくらいに育つまで待ちましょう。

 

小さい高芽を株分けしても、そのあと成長せずに失敗してしまう場合があります。

 

高芽が充分に育ったら、株分けのために親株から切り離しますが、切り離す際にはきちんと消毒した清潔なハサミを用いて、親株と高芽の繋がった茎を3~5センチ残して切り離してください。

 

また、切り離し作業中に根をつかんで傷つける事の無いように注意を払ってください。

 

そして高芽を切り離した後は、根っこに予め吸水させた水苔を絡ませてから、小さめの鉢に移してください。

 

鉢が大きすぎると水苔が多くなり腐ってしまうことがあります。

 

そして新しい鉢に高芽を移動させた後は隙間に水苔を入れたら、株分け作業は終了です。

 

ただし、きちんと高芽が定着するまではしっかりと管理してあげましょう。

 

日当たりと風通しのよい場所に置き、1週間から10日ほど水をあげてはいけません。

 

また、日当たりのよさが大切ですが、直射日光が葉っぱの痛みの原因となる可能性があるので注意が必要です。

 

胡蝶蘭は植え替えてから2、3年で花がつくようになります。

 

なかなか花が咲かなくてきちんと定着できたか心配になりますが、葉がふっくらと膨らんでつやがある状態なら順調なので安心してください。

 

株分けの時期の気温は18度以上が望ましいため、初夏から夏あたりに行うようにしましょう。

 

また、親株が弱ってしまうかもしれないので植え替えを同時期に行うのは避ける必要があります。

挿し木は出来ない

挿し木とは、植物の茎や枝を切り取って土に挿し、その茎や枝を成長させて増やすことを指します。

 

しかし、挿し木では胡蝶蘭は上手く増やせないため、子株や高芽の株分けを行う必要があります。

 

そのため、切り花を貰った際に増やしたいと思っても、増やす方法がないために諦めるしかありません。

 

胡蝶蘭の切り花は2週間は持つので、咲いている期間に鑑賞して楽しんであげてください。

株分けの後は胡蝶蘭の葉っぱに注目

一輪の胡蝶蘭

胡蝶蘭の子株や高芽による株分けを行った後、きちんと定着して花を咲かせてくれるのか不安になりますよね。

 

そこで、株分けの後順調に成長しているのかを葉っぱに注目して見極める方法について解説します。

葉っぱが黄色くなった場合

株分け後の胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなった場合は特に心配はいりません。

 

胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなるのは寿命が原因なので、特に何もしなくとも自然に落ちるだけです。

葉っぱが白・黒くなっている場合

胡蝶蘭の葉っぱが白くなったり黒くなったりした場合は、直接日光や熱さによって葉やけを起こしていると考えられます。

 

株分け後には日当たりのよい場所に置く必要がありますが、胡蝶蘭はもともと直射日光を苦手としています。

 

株分けは暖かい時期に行うのがベストですが、夏場の日差しを直接浴びせてしまうと、葉が焼けて変色してしまいます。

 

カーテンなどを通して日光が届く場所や日陰に置くのがよいでしょう。

 

早めに葉やけに気づいて移動させることができれば元気になる場合があるので、こまめにチェックしましょう。

 

ただ、すでに焼けてしまった葉っぱが復活することはありません。

葉っぱに白い斑点があり、ツヤがなくなっている場合

葉っぱに白い斑点ができて、つやを失ってしまっている場合には、害虫による被害が考えられます。

 

発見次第早めの対処をしなければ、どんどん被害が大きくなってしまいます。

 

害虫を駆除するには、市販の害虫駆除剤を用いてください。

 

ただ、カイガラムシなどの成虫になると駆除剤で対処できない害虫もいるため、その場合は葉を傷つけないように細心の注意を払いながら、毛先の柔らかくなった歯ブラシやピンセットなどで駆除をしてください。

葉っぱが黄色くなり茎が赤黒くなっている場合

葉っぱが黄色くなって、茎が赤黒く変色した場合は何らかの病気が原因と考えられます。

 

その際には消毒剤を使ってください。

 

病気になる原因としては、株分けの際のハサミや手から病原菌が入ってしまうことが考えられます。

 

ハサミや手でお世話をする際には、病気にならないように消毒や殺菌で清潔にしてから行うようにしましょう。

元気な胡蝶蘭の葉の特徴は?

胡蝶蘭が健康なときには、葉っぱの色は深い緑色をしていて、ツヤやハリがあります。

 

また、光によく当たり充分な栄養を取れているために、葉っぱは上向きになっています。

 

もし日光が不十分な場合には、葉っぱが光をより多くうけるために広がりながら、重さで垂れ下がってしまいます。

胡蝶蘭の葉っぱを増やす方法

胡蝶蘭を増やすためには、葉っぱの枚数が重要になります。

 

光合成をおこなって栄養を摂取するために不可欠な葉っぱが4枚以上ある場合に、株を大きくできます。

 

そして、葉を増やすためには水やりのタイミングが重要となります。

 

胡蝶蘭は水が不足すると効率的に水分を取るために根を多く出し、根が増えることで水分を保持できるため沢山の葉を維持できます。

 

そのため、胡蝶蘭は乾燥した状態になってから水やりをすることが重要です。

 

大きく育ってほしいからと水を大量に上げてしまうと、根腐れを起こしてしまう事もあり逆効果です。

株分け後の注意点

植物の若芽

株分けを行った直後は上手く定着させるために注意しなければいけないことがあります。

植え替えをしない

株分けを行った後の胡蝶蘭は、急激な環境の変化によって疲れています。

 

違う鉢に植え替えたいという場合も株分けを行った直後は避けた方がよいでしょう。

 

最低でも1か月から2か月は様子を見て、胡蝶蘭が落ち着いたタイミングを見計らって植え替えをしてください。

水苔を乾燥させすぎない

胡蝶蘭は水やりのタイミングが難しい植物です。

 

多くやりすぎると根腐れを起こしてしまいますし、タイミングによっては根っこがのびのびと育たず、逆に乾燥させすぎて水を取れなくなるのも問題です。

 

特に、水苔が乾燥した状態になると、胡蝶蘭は水を取る手段がなくなってしまいます。

 

決まったタイミングで水やりをしていると胡蝶蘭の健康を損ねてしまいかねませんので、水苔の湿り具合にも注目してください。

まとめ

胡蝶蘭は、子株がなぜできるかなどの謎が残された植物です。

 

どれだけ気を使って管理してあげても、子株が出来なかったり株分け後にもうまく育たなかったりということもありえます。

 

ハサミの消毒や水遣りのタイミング、日光の当たり具合など、簡単に管理できる部分をしっかりと管理しながら、もし失敗しても深刻に受け止めず楽しみながら育てることをお勧めします。

 

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