野生の胡蝶蘭はどんな種類がある?自生している場所や購入できる原種の胡蝶蘭の品種についても紹介。

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胡蝶蘭はお祝いのギフトとして定番のお花ですが、もともとは熱帯のジャングルに生息する植物です。
 
原種の胡蝶蘭は、多種多様な形をしているものが多く、私たちが普段見慣れているものとは違った魅力があります。
 
今回は野生の胡蝶蘭について紹介いたします!
 
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目次

胡蝶蘭とはどんな植物?

開店祝いや開業祝い、また就任祝いを始めとしたお祝いの際に贈り物として最適な『胡蝶蘭』がどんな植物なのかを紹介します。

 

野生の胡蝶蘭や、それらの原産国、そして購入できる胡蝶蘭の種類などお伝えするのでご一読ください。

学名と英名

世界共通で呼ばれる学名は「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アフロディーテー)」です。

 

これは、”phalaenopsis”「蛾のような」という言葉と、”aphrodite”「ローマ神話に登場する愛と美と性を司る女神」という二つの言葉が由来となっています。

 

蛾という言葉が含まれているのには、胡蝶蘭の一種ファレノプシス・アマリビスの花の形が蛾に似ているという理由があります。

 

そして、英名は「Moth orchid(モス オーキッド)」といいます。

 

“Moth”「蛾」、”orchid”「蘭」という二つの言葉が合わさっています。

胡蝶蘭は着生蘭の仲間

胡蝶蘭はお祝いのギフトとして贈られることが多いゴージャスな花ですが、実は原種の着床蘭を掛け合わされて生み出されたものです。

 

着床蘭は木の幹や枝、岩などに根を這わせ張り付いて生息しており、ジャングルのような高温多湿な環境で根をむき出しにして生息しています。

 

植物は通常光合成を盛んに行える昼間に気孔を開きますが、胡蝶蘭は夜に気孔を開くCAM型光合成という特殊な光合成を行います。

 

樹木に張り付いて生活しているためいつでも水分を蓄えられる訳ではありません。

 

そのため胡蝶蘭は夜間に気孔を開き、昼間は気孔を閉じ水分を蓄えています。

野生の胡蝶蘭の生息地

野生の胡蝶蘭は、東南アジアを中心に、インド、中国南部、台湾、フィリピン、インドネシア、オーストラリアの北部までの熱帯から亜熱帯の地域に広く分布しています。

 

自生地のほとんどは熱帯雨林で温度と湿度が高い場所ではあるものの、中には寒冷期に0℃以下にもなる高地や、熱帯季節林と呼ばれる乾季のある地帯で生息している種類もあります。

胡蝶蘭の原種は多種多様な形

原種の胡蝶蘭

胡蝶蘭の原種の種類はなんと50種類ほどあると言われています。

 

姿や形は地域によって千差万別で、低温に弱いはずなのに寒い地域にも生息しています。

 

不思議の多い胡蝶蘭の秘密についてさらに深くチェックしてみましょう。

なぜ多種多様な形をしている?

胡蝶蘭がこれほどまでに様々な見た目をしている理由は、その生息環境に起因しています。

 

乾燥の厳しい地域では、水分の摂取が難しいためサボテンのように葉を厚く大きくして水分を豊富に蓄えられるようにしています。

 

また寒冷地域では、根から吸い上げ蓄えた葉の水分が低温により凍ってしまうため、葉を落とすことで生存しています。

 

胡蝶蘭の姿形が多種多様なのは、このような厳しい環境に適応し生きていくための生存戦略が理由だと言えるでしょう。

共生するために進化している

胡蝶蘭は昆虫と密接な関係にあります。

 

生殖のための媒介となる虫たちに確実に花粉を運んでもらうために、胡蝶蘭は花の形や作りを変化させ進化してきました。

 

強い香りで虫たちを花粉へ誘い込んだり、雌バチとそっくりな形の花で雄バチを引き付ける種類のものもあります。

 

つまり昆虫たちと共存して生きるために胡蝶蘭は絶えず進化した結果、多種多様な種類の胡蝶蘭が生まれたのですね。

購入できる原種の胡蝶蘭

続いては実際にどんな種類の胡蝶蘭があるのかを紹介します。

ファレノプシス・アマビリス

ファレノプシス・アマビリス

画像引用元:oceanside-garden

学名:Phalaenopsisamabilis
英名:Moon orchid
科名:ラン科ファレノプシス属

 

東南アジアやオセアニア地域北部にかけて広く分布し、湿った樹木や岸壁に着床し生息しラン科の多年草で胡蝶蘭の原種です。

 

芳香がする白い花が特徴的で、今の大輪系胡蝶蘭はこのアマビリスが交配され生み出されています。

 

胡蝶蘭の起源となった花といっても過言ではありません。

ファレノプシス・ギガンテア

ファレノプシス・ギガンテア

画像引用元:orchidspecies

学名:Phalaenopsisgigantea
英名:Elephant ears orchid
科名:ラン科ファレノプシス属

 

インドネシアのボルネオ島原産のラン科の多年草で、標高400メートル以上の高温多湿な熱帯雨林に生息しています。

 

「象の耳」という英名が付けられる程に大きな花が印象的です。

 

薄緑色をした葉は50センチ以上にも成長し、5~6個の葉を実らせます。

 

紫褐色の模様のかなり鮮烈な花をたくさん咲かせます。

ファレノプシス・スペシオサ

ファレノプシス・スペシオサ

画像引用元:cyberwildorchid

学名:Phalaenopsis speciosa
英名:The Beautiful Phalaenopsis
科目:ラン科ファレノプシス属

 

ラン科の多年草で比較的低地の樹木に根を這わせ生息しています。

 

葉の表面にある光沢、そして開花時の強い芳香が特徴的です。

 

春の終わりごろから冬の初めにかけて30センチ大の濃紅紫色の縦縞模様の花を咲かせます。

ファレノプシス・ベリーナ

ファレノプシス・ベリーナ

画像引用元:cyberwildorchid

学名:Phalaenopsis bellina
英名:なし
科名:ラン科ファレノプシス属

 

東南アジア地域マレー半島やボルネオ島などの特定の場所に生息しています。

 

特徴は熱帯雨林の樹木や岩を好み生息し、春夏にかけて淡い黄緑色や赤紫色の卵型の花を咲かせます。

 

レモンのような香りをさせるのもこの種の得意な点と言えるでしょう。

ファレノプシス・ヒエログリフィカ

ファレノプシス・ヒエログリフィカ

画像引用元:cyberwildorchid

学名:Phalaenopsis hieroglyphica
英名:なし
科名:ラン科ファレノプシス属

 

着床蘭の仲間であり、フィリピンの熱帯雨林地域に分布しています。

 

大きな緑色の葉に加え花弁に入った橙褐色の斑点が非常に目立つ胡蝶蘭です。

ファレノプシス・シレリアナ

ファレノプシス・シレリアナ

画像引用元:cyberwildorchid

学名:Phalaenopsis schileriana Rchb.
英名:なし
科名:ラン科ファレノプシス属

 

フィリピン原産であり、ルソン島南部などの森林の高い木々や岩肌に着生し生息しています。

 

淡桃色の花は径6cmの大きさまで成長しほのかな香りを漂わせます。

 

洋ランとして栽培されており、フィリピンでは最も美しい蘭として知られています。

ファレノプシス・マンニー

ファレノプシス・マンニー

画像引用元:cyberwildorchid

学名:Phalaenopsis mannii
英名:なし
科名:ラン科ファレノプシス属

 

中国の雲南省が原産であり、ミャンマー、タイ、ベトナム、ヒマラヤなどの東南アジア近辺に生息しています。

 

最大の特徴は標高500メートルから1,500メートルの地域に生えることです。

 

冬から春にかけて開花し、黄緑色で濃い茶色の模様が入った花を咲かせます。

 

>>胡蝶蘭の種類について詳しくはこちら

 

まとめ

ここまで広く親しまれている胡蝶蘭について様々な情報を紹介してきました。

 

お祝い事の様々な場面で役立つ胡蝶蘭を深く知ると、さらにギフトとして活用したくなりますよね。

 

さまざまな種類があるのでお祝いの場面だけではもったいないです。

 

皆様の毎日の生活の中にも胡蝶蘭を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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