【胡蝶蘭の増やし方は3つ!】株分けのやり方や株分け後の注意点について紹介

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「贈り物で貰った胡蝶蘭を長く楽しみたい」と考えるなら、胡蝶蘭を増やしてみるのはいかがでしょうか?
そんな方に向けて、本記事では胡蝶蘭を増やす方法を3つご紹介します。
増やす際の注意点のほか、株分け後の管理方法まで詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

目次

胡蝶蘭の増やし方は3つある

胡蝶蘭のアップ

胡蝶蘭を増やすには、3つの方法があります。
それぞれの方法に適したタイミングやコツがあるので、順を追ってご紹介します。

 

子株から株分けで増やす

まずは、子株から株分けで増やす方法です。
胡蝶蘭を育てていると、親株の部分から子株と言われる小さな芽が出てくることがあります。
子株がある程度まで成長すると、親株とは別に育てることが可能です。
子株が現れるのは、植物が十分に成長した頃で、特に気温や湿度の条件がよい春〜初夏に発生しやすいとされています。

 

高芽から株分けで増やす

高芽は花茎の節の部分に現れる新芽のことで、子株と同じく胡蝶蘭の株を増やすことができます。
しかし、高芽は必ず出るものではなく、湿度や日光、栄養の条件が揃うことで発生しやすくなるため、環境を整えるとよいでしょう。
高芽が出てきた場合は、根が3~5cm程まで伸ばすと、新たな株として独立することができます。

 

胴切りで増やす

胴切りは難易度の高い方法ですが、株が老化したり、成長が止まってしまった場合などに新たな芽の発生を促す方法として知られています。
胡蝶蘭の茎には、「休眠芽」と呼ばれる普段は目に見えない芽が潜んでいることがあります。
胴切りを行うことで、その休眠芽を刺激し、新しい成長を促す可能性があるのです。

 

この方法はリスクも伴いますが、株の再生につながることもあるため、子株や高芽が出ない場合は試してみるとよいでしょう。
なお、胴切りは、茎や葉、根もある程度成長している胡蝶蘭が適しています。

 

挿し木は出来ないので注意

挿し木とは、植物の茎や枝を切り取って土に挿し、その茎や枝を成長させて増やす方法です。
一般的な植物の増やし方として広く知られている挿し木ですが、胡蝶蘭には適していません
茎や葉を切ってそのまま土に挿しても、胡蝶蘭の場合は根が出ず枯れてしまいます。
胡蝶蘭を増やしたい場合は、挿し木以外の方法を行いましょう。

 

胡蝶蘭の株分けのやり方

植物への水やり

ここでは、子株や高芽から株分けする方法を詳しくご紹介します。
注意点もご紹介するので参考にしてみてください。

 

まずは状態を確認

株分けを行う前に状態をチェックします。

 

・親株の葉がしっかりと張っており、根の状態が良いか

・子株や高芽が十分に成長しているか(葉が2~3枚以上、根が数本以上ある)

・根腐れや病気はないか

 

親株の健康状態が悪いと株分け後に枯れてしまうリスクがあるため、無理な株分けは避けましょう。

 

株分けに適した時期とは?

株分けは気温が安定しやすい4~6月頃が最適とされています。
植え替えも同様の時期が推奨されており、温かい時期に行うことで親株・子株の負担を軽減できます。

 

親株と子株を株分けする手順

子株を株分けして増やす手順は以下となります。

 

1.胡蝶蘭を鉢から優しく取り出し、根を傷つけないように周囲のミズゴケなどを取り除く

2.子株が独立して育てられるくらい根を持っているか確認

3.消毒した清潔なハサミで親株とのつながりをカット

4.子株を新しい鉢に植え、根っこを清潔な水苔で優しく包む

5.根っこが黒くなっている場合は腐っているのでカット

 

また、根が落ち着くまで数週間かかるため、しばらくは慎重に管理することが大切です。
明るい日陰で風通しの良い場所に置き、子株が新たな土に慣れるまで1週間から10日ほどは水やりを控えましょう。

 

高芽から株分けする

高芽から株分けする手順は以下となります。

 

1.花茎から高芽を消毒した清潔なハサミで切り離す

2.子株と同様に、根っこに水苔を絡めて植え付ける

3.鉢の隙間にも水苔を入れる

 

鉢が大きすぎると水苔が腐りやすくなるため、鉢の大きさにも注意しましょう。
日当たりと風通しのよい場所に置き、1週間から10日ほど水やりは控えます。
ただし、日当たりのよさは大切ですが、葉っぱの痛みの原因となる可能性があるため直射日光は避けてください。

 

高芽は成長がゆっくりな場合もあるため、気長に育てる気持ちが大切です。

 

株分け後の注意点

植物の若芽

株分けを行った直後は上手く定着させるために注意しなければいけないことがあります。

 

植え替えをしない

株分けを行った後の胡蝶蘭は、急激な環境の変化によって疲れています。
違う鉢に植え替えたいという場合も株分けを行った直後は避けた方がよいでしょう。
最低でも1か月から2か月は様子を見て、胡蝶蘭が落ち着いたタイミングを見計らって植え替えをしてください。

 

水苔を乾燥させすぎない

胡蝶蘭は水やりのタイミングが難しい植物です。
多くやりすぎると根腐れを起こしてしまいますし、タイミングによっては根っこがのびのびと育たず、逆に乾燥させすぎて水を取れなくなるのも問題です。
特に、水苔が乾燥した状態になると、胡蝶蘭は水を取る手段がなくなってしまいます。
決まったタイミングで水やりをしていると胡蝶蘭の健康を損ねてしまいかねませんので、水苔の湿り具合にも注目してください。

 

通しの良い日陰に置く

株分け後は、直射日光や強い風が当たる場所を避け、明るく風通しの良い日陰で管理しましょう。
直射日光に当たると葉焼けを起こす恐れがあり、また風通しが悪いとカビや病気の原因にもなります。
できれば室内のレースカーテン越しの光が当たる場所や、屋外なら半日陰になる棚の上などがおすすめです。

 

株が安定するまでは成長が止まるので、移動させたりせずそっと見守りましょう。

 

株分けの後は胡蝶蘭の葉っぱに注目

一輪の胡蝶蘭

胡蝶蘭の子株や高芽による株分けを行った後、きちんと定着して花を咲かせてくれるのか不安になりますよね。
そこで、株分けの後順調に成長しているのかを葉っぱに注目して見極める方法について解説します。

 

葉っぱが黄色くなった場合

株分け後の胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなった場合は特に心配はいりません
胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなるのは寿命が原因なので、特に何もしなくとも自然に落ちるだけです。

 

葉っぱが白・黒くなっている場合

胡蝶蘭の葉っぱが白くなったり黒くなったりした場合は、直接日光や熱さによって葉やけを起こしていると考えられます。
株分け後には日当たりのよい場所に置く必要がありますが、胡蝶蘭はもともと直射日光を苦手としています。
株分けは暖かい時期に行うのがベストですが、夏場の日差しを直接浴びせてしまうと、葉が焼けて変色してしまいます。
カーテンなどを通して日光が届く場所や日陰に置くのがよいでしょう。

 

早めに葉やけに気づいて移動させることができれば元気になる場合があるので、こまめにチェックしましょう。
ただ、すでに焼けてしまった葉っぱが復活することはありません。

 

葉っぱに白い斑点があり、ツヤがなくなっている場合

葉っぱに白い斑点ができて、つやを失ってしまっている場合には、害虫による被害が考えられます。
発見次第早めの対処をしなければ、どんどん被害が大きくなってしまいます。
害虫を駆除するには、市販の害虫駆除剤を用いてください。

 

ただ、カイガラムシなどの成虫になると駆除剤で対処できない害虫もいるため、その場合は葉を傷つけないように細心の注意を払いながら、毛先の柔らかくなった歯ブラシやピンセットなどで駆除をしてください。

 

葉っぱが黄色くなり茎が赤黒くなっている場合

葉っぱが黄色くなって、茎が赤黒く変色した場合は何らかの病気が原因と考えられます。
その際には消毒剤を使ってください。
病気になる原因としては、株分けの際のハサミや手から病原菌が入ってしまうことが考えられます。
ハサミや手でお世話をする際には、病気にならないように消毒や殺菌で清潔にしてから行うようにしましょう。

 

元気な胡蝶蘭の葉の特徴は?

胡蝶蘭が健康なときには、葉っぱの色は深い緑色をしていて、ツヤやハリがあります。
また、光によく当たり充分な栄養を取れているために、葉っぱは上向きになっています。
もし日光が不十分な場合には、葉っぱが光をより多くうけるために広がりながら、重さで垂れ下がってしまいます。

 

胡蝶蘭の葉っぱの増やし方

ピンクの鉢植えの胡蝶蘭

胡蝶蘭を増やすためには、葉っぱの枚数が重要になります。
光合成をおこなって栄養を摂取するために不可欠な葉っぱが4枚以上ある場合に、株を大きくできます。

 

そして、葉を増やすためには水やりのタイミングが重要となります。
胡蝶蘭は水が不足すると効率的に水分を取るために根を多く出し、根が増えることで水分を保持できるため沢山の葉を維持できます。
そのため、胡蝶蘭は乾燥した状態になってから水やりをすることが重要です。

 

大きく育ってほしいからと水を大量に上げてしまうと、根腐れを起こしてしまう事もあり逆効果です。

 

まとめ

胡蝶蘭は挿し木で増やすことができないため、子株や高芽からの株分けや胴切りによって増やすことが可能です。
上手に増やすには、株分け前の状態の見極めや、株分け後の管理も重要となってきます。
時間と手間はかかりますが、その分だけ愛着も湧くので、胡蝶蘭を増やしながら長く楽しんでくださいね。

 

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